けんくり

ハリエットのけんくりのレビュー・感想・評価

ハリエット(2019年製作の映画)
4.0
「黒人のモーゼ」の異名を持つ実在の奴隷解放者ハリエット・タブマンの活躍を描いた伝記映画。

奴隷の逃亡を先導する過程が非常にスリリング、かつ鼓舞するような民族音楽が非常に熱く、伝記映画としては異色のエンタメ性。奴隷制を扱った映画ながら、重苦しさはなく、エネルギッシュで爽快感に溢れている。

「地下鉄道」とかプランテーションの財政問題とか、高校の世界史では学べないような、当時のアメリカの知識を深掘れるのも面白い。