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ダニエルのfishmuttonのレビュー・感想・評価

ダニエル(2019年製作の映画)
3.3
サクサク進み、スリリングで退屈しなかった。
まあ良かった!
見えない友達系ホラー(スリラー)。
少々ファンタジー風味かな。

ダニエルから漂う危険な香り。
支配的で破滅的な言動。
精神と肉体がジャックされる恐怖。
しかも、他人はダニエルが見えず、その存在に気付かない。
いきなり来るぐにょーんが気持ち悪かった。
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ルーク:人との交流が苦手な孤独な少年→青年。再会したダニエルのおかげで、大胆に行動出来るようになる。
ルークの母:ルークが実家を出たら、病状が悪化してた。
ルークの主治医:ルークの力になろうとする。
ダニエル:少年時代のルークの“見えない友達”。大学生になったルークの前に青年の姿で現れ、アドバイスする。
キャシー:ルークが出会った女。芸術家を目指す画家。ルークと親しくなる。
ジョン:ルークの過去と関係あり。

結局、ダニエルはヒトの孤独に取り入り、想像力を介して欲望を叶え、力を得て支配する魔物だったということなのかな。
幼少期は欲も小さく、十分な力を得る(ルークを支配する)前に封印される。
ダニエルの目的は肉体を奪い、対象を破滅に向かわせること。
青年ルークで十分な力を得た彼は、他人への精神干渉も可能になった。
ということなんかなーと考えた。

主治医、まさか出ると思わなかったもんが出てきてビビったんだろうな。出来ることならアワアワしないで刺して欲しかった・・・パニクったら厳しいか・・・

終盤まさかのイマジナリーバトル。想像力が刃となる(ただし依代が必要)。

落ちる時、ルークはパラシュートを開いたように見えたが、ルークとして生還できたのだろうか?キャシーが捕まらないか心配。刺してるし。

最後の悪魔っぽいのは、ジョン?ジョンの魂も解放されたということ?
冒頭のぐるぐるは、現世と魂の牢獄を繋ぐゲートなのか・・・
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