fishmutton

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?のfishmuttonのレビュー・感想・評価

3.0
「冒険は私たちの日常だ」
予想の斜め上をいく映画だった。
ナレーションはメタ発言をするし、呪いに対して主人公は積極的に行動しないし、犬のサッカー観戦の話が挟まる。はっきり言って、とっちらかっている。話は遅々として進まない。しかし、嫌いではなかった。

遠い異国ジョージアを観る映画として面白かった。
画の温度が懐かしい感じで良い。
ジョージア語、文字が可愛い。映画のフォントが良い。
野良犬いっぱいいるんだね。
ちょっとボロい建物、デザインが素敵な室内や調度品が興味深い。
サッカー盛んなのかな?
卵が見えないタイプの曾祖母レシピのハチャプリ気になる。
カカオとビワのケーキ気になる。どんな味なんだろ?他のケーキも美味しそうで味が気になった。

薬剤師のリザとサッカー選手のギオルギは偶然出会い、愛が芽生える。名も聞かぬまま「明日8時に白い橋のカフェで会おう」と約束した二人だったが、翌朝呪いにより二人の姿は別人になってしまう。二人は互いの姿が別人になったと知らぬまま、出会いを信じてすれ違う・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人の呪いは解けるのか?二人は出会えるのか?というのが気になって最後まで観た。

呪い解けないんかーい!
そのままカフェで働いて生きていくんか。免許証とかどうなるんだろ・・・
呪いが解けるかもしれないってきいて、即日会いに行かないんだ・・・って思った。「笑って過ごした」のとこでは、それでいいんかーい!呑気だなあ!ってなった。

本筋は人生ってドラマに溢れた冒険だねってとこなのかな。主人公たち、姿が変わっても人生を謳歌していたね。

まあ、たまにはこういうのんびりした映画も良いでしょう。異国情緒溢れてて楽しかった。
fishmutton

fishmutton