旅するランナー

KCIA 南山の部長たちの旅するランナーのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.4
【敵は青瓦台にあり】

1979年に起こった、韓国中央情報部(KCIA)部長による大統領暗殺事件を描いた小説の映画化。
暗殺へと追い込まれる主人公の姿が、異様な緊迫感も持って描かれています。
イ・ビョンホンが、キャリア最高の抑えた演技で魅せてくれます。

まるで明智光秀と織田信長を見ているようで、独裁者の恐ろしさをジワジワ感じます。
朴大統領による殺し文句「君のそばには私がいる、好きにやればいい」がマジ怖いです。
正義と狂気を見事に見せてくれました。