鹿むら

シン・ウルトラマンの鹿むらのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
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2022/035

よかった!よかったけど、なるほど「原作ファンが軒並み絶賛」というのは自分のようなほとんどミリしら世代の抱く違和感でもあるのだなと思った。戦闘シーンちょっとおもしろかったもんな…

だからウルトラマンに関することよりも現代への皮肉的な描写の数々にあはは、いや笑えないけどと思いながら観てた。急に現れた外星人と固い握手交わしちゃって、専門家の意見を置いといて元政治家にコメントを求めるメディアみたいだ。滝隊員が船縁隊員に押されて一念発起するシーンがいいなと思ったけど、この若者たちにはついていきたいと感じる人の存在もあるからな〜と逆にちょっと落ち込んだ。

とまあ色々思う所はあったけれど、拳を突き上げてこちらへ向かってくるお決まりの構図が使われた古めかしい画にはなぜか興奮したし、全編通して考えた時、「そんなに人間が〜」はとてもいいコピーだなあと思いました。たぶんまた観る!
鹿むら

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