鹿むら

家族ゲームの鹿むらのレビュー・感想・評価

家族ゲーム(1983年製作の映画)
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2024/006

食事シーンが音の暴力すぎて気が狂いそうだった。けれど鑑賞後お茶を「コッ」て音出して飲みたくなっちゃうから不思議。あと「へ〜いぼんなふ〜うけいじゃなぁ〜いすごぉ〜い」が頭から離れない。なんなんだあいつは!

最後の晩餐みたいな横一列の食卓、知らないだけで当時の主流なのか?と思ったけど全然そんなことなかった笑 お互いに無関心なあの家庭の象徴的存在だけれど、それが物理的に装置として機能する終盤のシーンは深刻なのにコントじみてて笑っちゃった。変人かと思いきや実はいちばん真摯で唯一まともだった存在も匙を投げる崩壊ぶり。登場人物の台詞回しや構図の癖が相まってひたすら不気味で後味が悪い(いい意味で)!

松田優作、探偵物語の印象が強すぎるから初めて素顔?をちゃんと認識した気がする。「顔がいいですよ僕は」のシーンがあまりにも松田龍平すぎてびっくり。

あとは観ながらキャスト調べてて、大して知りもしないくせに「宮川一朗太じゃん!!」って思っちゃった。
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