シン・ウルトラマンのとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ゴジラに続く、庵野フィルターを通した特撮シリーズの再構築。

ゴジラの時と同じく、ウルトラマンに全く思い入れがない私ですが、ゴジラはあたふたする行政のアレっぷりがとても面白かったけど、今作は割とウルトラマンの活躍にフォーカスされていたように感じて、個人的にはそこまで盛り上がらず。

ただ、今作で語られた「マルチバース」の要素には驚いた。
ゴジラの時と同一人物らしいけど違う世界を生きてるっぽい竹野内豊なんかが登場してたり、これから仮面ライダーも繋げるつもりなのかな。

「私の好きな言葉です。」が口癖のメフィラスのキャラクターが一番印象に残ったかもしれない。演じていた山本耕史の得体の知れない感じも良かったな。

相変わらず登場人物達は早口でセリフを詰め込んでくるのだけど、今作は、巨大化させたり匂い嗅がせたり、やたらと長澤まさみの扱いが凄かったなという印象を受けたかな。

最後らへんのゼットンやゾフィーが絡んでくる辺りの空気感はエヴァっぽくて、ちょっと面白かった。