戦争映画はやっぱり怖い。そう感じました()
やはり特筆すべきはワンカット風の撮影技法ですね。そのお陰で、登場人物達の恐怖や伝令の緊迫感が物凄く伝わってきます。内容こそ特に特筆すべき事は無いのですが、その撮影技法のおかげで1級品の映画となっています。戦争映画、とのことですが、戦闘シーンは少ないです。ですが、登場人物の会話や開始から終了までずっと続く常に死と隣り合わせという緊迫感に脅されている為、まず飽きることは無いです。てか飽きるどころか、怖すぎて逆に疲れます()また、若干ゲーム感のある展開も斬新で良かったですね。そして撮影技法の良さも然る事乍ら、美しい画も素晴らしいです。光と闇、炎などのコントラストが本当に絵画のようで美しい。『プライベート・ライアン』のようにバンバン人の死ぬ映画では無かったですが、その分いつ誰が何処で死ぬのかが分からないという自然な恐怖感を醸し出していてやはり緊迫感が桁違いでした。
斬新な撮影技法と美しい画と全編に渡って止まる事の知らない緊迫感に踊らされ、いつの間にか上映が終了していました。どの要素を取っても1級品という、素晴らしい映画でした。
