ナツミオ

がんばれ!チョルスのナツミオのレビュー・感想・評価

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
【笑って泣ける⁈韓国エンターテインメント特集】
ホロリと温かい涙がこぼれる韓国映画特集

前情報なしで観たが、まさしく
"笑って泣ける“作品だった!

チャ・スンウォン主演のハートウォーミング・コメディ。
鍛え上げた肉体を持つイケメンながら知的障害がある男性チョルスの前に娘が現れ、やがて2人は心を通わせていく。

原題 『Cheer Up,Mr.Lee』

2019年韓国
監督 イ・ゲビョク
製作総指揮 キム・ジョンボク
脚本 キム・ヒジン チャン・ユンミ イ・ゲビョク
音楽 バン・ジュンソク
撮影 キム・ジョンウォン
出演 チャ・スンウォン オム・チェヨン パク・ヘジュン キム・ヘオク アン・ギルガン

(WOWOW番組内容より)
通行人が思わず足を止めるほどの容姿と鍛え上げられた肉体を持つ一方、知的障害があるチョルス(スンウォン)。
ある日、彼は中年女性ヒジャ(ヘオク)の車で病院に連れて来られる。チョルスはそこで病気を患う自身の娘セッピョル(チェヨン)と引き合わせられ、彼女の祖母であるヒジャから骨髄移植のためドナーとなるよう頼まれる。後日、内緒で病院を抜け出したセッピョルを追ったチョルスはバスで大邱(テグ)に行くことになるが、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう……。

前半は、知的障害を持つ主人公チョルスの行動の可笑しさや、家族や周囲の人々との関わりがコメディ色強く描かれるが、娘セッピョルが”ある目的“のため病院を抜け出し、チョルスと大邱(テグ)へ向かい、あることで救急車に乗ってから、いきなりの涙腺崩壊‼️

途中まで、チョルスや家族の過去は描かれ無い。
地下鉄の階段を降りられないチョルスが意を決してからの怒涛の展開で一気に崩壊でした。

主演のチョルスを演じるチャ・スンウォン。素晴らしい演技でいい俳優さんでした。
過去の描写と現在で顔つきが違う、演じ分けが凄いですね。

娘セッピョル役のオム・チェヨンは、病気で丸坊主だったが、終盤学校の場面では、芦田愛菜ちゃんっぽい雰囲気の方でした。
段々と父娘の絆が深まってくる描写は、2人の演技が光ります。

病院で同じ病気を抱える仲間の子供たちとの連帯感もジーンときます。

色々な脇役が大活躍。
チョルスの弟家族、セッピョルの祖母、元暴力団組長の友達、テグのヤクザ、プロ野球選手たち、屋台のおばちゃん、酔っ払い客、テグの警官たち、チョルスの元同僚たち、テグの女子高生……。

笑って、泣ける、期待を超えた韓国エンタメ作品でした。
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