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異端の鳥のboaaaaatのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
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ポスターの情報と上映時間長いってことしかいれずに見たやつ。

とにかくあのポスターの絵面が気になって。わりと序盤に出てきたけど、ポスター後に起こるであろう最悪展開がやっぱり起きて言葉は悪いがうきうきしてしまう。なんか動物を使った嫌な描写がめちゃくちゃ多い。しかもほんとにやな感じに撮るからもともとホラー方面の人なんか?と思いながらみた。猫が目玉舐めてるくだりとネズミの穴とか完全にジャンル映画みたいじゃん。

第二次大戦の時代の話ってことも知らずに見てたんだけど、ドイツ軍とかソ連軍が出てくる前のまじでちょっと中世感残した粗野かつ野蛮な集落の描写が、わけわかんなくてこわーてこわーて。軍隊出てきた時にむしろ知ってる安心感すらあった。文明来た!てなった。
延々どばどば当たり前のように溢れる悪意と、まれに突然現れて消える善意。まあそうなんだろなーと思うしかない。主人公の行動とかもさ。ラストに主人公が名前を取り戻すっていう話の作りはすごいふに落ちる作りなんだけど、それまでのめちゃくちゃ長い地獄めぐりこそが見どころって感じ。前半に動物ホラー描写多いんだけど近くのお客さんとかまじで手のひらで顔覆いながら見てて超楽しそうだった。
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