ピロシキ

エマ、愛の罠のピロシキのレビュー・感想・評価

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)
3.5
脈絡なく何度か挿入されるダンスシーン、フォトジェニックな火炎放射シーン、ギャスパーノエの映画みたいなドカーーンなセックスシーン。いろいろ見所はあるんだけど、別にこれらが物語を有機的に動かしているわけではなく、雑多でとっ散らかった印象は拭えない。そして特段アーティスティックな映像というわけでもなく、大きな感慨もない。最後まで結局何の話だったのか、疑問が解決することもない。エマは沈黙しない。エマは反省しない。エマは後悔しない。エマは容赦しない。ただそれだけである。ニコラス・ジャーの音楽だけが正義 (DARKSIDEの新作最高でした)。
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