Ryu

レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想いのRyuのレビュー・感想・評価

3.6
20世紀初頭 モンタナ州。元騎兵隊大佐の父に育てられた、アルフレッド、トリスタン、サミュエルの兄弟。サミュエルが婚約者のスザンナを連れてきて、家族は穏やかに暮らしていた。しかし。第一次世界大戦が勃発し、三兄弟は戦場へ赴くことになる。

西部劇メロドラマといったところでしょうか。平和に暮らしていた家族ですが、第一次世界大戦により、家族は岐路に立たされます。ここから色々なことが起こります。何年間かの物語なので、テンポはいいと思います。
三兄弟と1人の女性。兄弟の1人は早々に退場しますが、その後の展開がまぁ昼ドラって感じでドロドロでした。正直、このドロドロ恋愛模様だけだったら、あんまり好きじゃないテイストだったと思います。しかし、父親 アンソニー・ホプキンスとの親子の関係や先住民の存在が、より壮大なドラマに仕上げてくれていたと思いました。
ロン毛ブラピがマジでカッコよすぎ。けっこう自分勝手気味な性格ですが、ヒロインもこれには惹かれざるを得ないでしょう。結果、長男がちょっと可哀想な立ち位置でしたね。
西部劇の時代でもありますので、ロケーションも見事なものとなっております。雄大な景色、駆け抜ける馬、映像的にもかなり見応えがありました。
メインは恋愛かもしれませんが、個人的には、親子愛、兄弟愛、そして先住民を描いている部分の方が好きかな。長い期間を描いている物語になりますので、ストーリーもけっこう規模が大きめです。そこに見事な映像美が相まって、非常に見応えのある作品になっていたと思いました。
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