ゆき

一人っ子の国のゆきのレビュー・感想・評価

一人っ子の国(2019年製作の映画)
4.0
没办法

人生における選択肢を国に奪われたら?
誰もが逆らうことを放棄した事実に立ち向かった人たちの記録を見た。
医療廃棄物となった赤子や、命を終わらせる役目の医療従事者。家族。
2015年まで続いた恐るべき国策は、関わる人を無気力にさせる。
ずらりと並んだ宝の写真。男児優先と植え付けられた意識。
突然双子の姉を失った少女の何気ない願いが何より重かった。
事実はいくらでも抑え込める、それでも伝えようとした人たちがいることに感謝したい。

×××
35年間中国で続いた一人っ子政策。渦中の経験を聞き出し、新たな試みまで追ったドキュメンタリー。
ゆき

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