OSHO

HOKUSAIのOSHOのレビュー・感想・評価

HOKUSAI(2020年製作の映画)
3.3
葛飾北斎の絵は好きだし、
北斎の生き様を見たかっただけなんだけど、
正直、薄っぺらな映画でしかなかった。

90年の波乱万丈の人生を2時間の映画で表現するなんて無理…ということがわかった。

賛否ある主人公2人による4部の映画。
1部は、わがままな北斎が、少し素直になって蔦屋重三郎に見出されるまで
2部は、結婚して順風満帆だけど、娯楽に対する幕府の厳しい目が…
3部はいきなり老人に。妻に先立たれ、また病魔に襲われるも冨獄三十六景を描く。
4部は、武士なのに仲間だった種彦が、絵に興じていたため幕府から殺されてしまう。それでも絵を描く北斎

映画の焦点が定まっていない。

どうして『北斎』でなく『HOKUSAI』というタイトルにしたのだろう…
外国人を意識したから?
葛飾北斎については日本人より造詣が深い外国人がたくさんいる。
そうした外国人たちが見ても満足しない映画だと思う。

蜷川実花作品?というような原色の使い方も不要だったかな。
北斎の絵が映えることを第一に考えて欲しかった。
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