ティンパニ奏者の男のじっとしてられない忙しない日常、ヌーヴェルヴァーグ作品のように軽快に即興的に進んでいく。時間も約束も守らないし強引に入店するし全てがテキトーなくせにそこまで憎まれない羨ましいやつ。ギリギリ滑り込みティンパニで笑った。所謂ダメ人間だけど、音楽の才能と余裕のある笑顔が彼を魅力的に見せる。終盤のコイルから螺旋階段そして時計と繋がる円環構造、ほぼ変わらないループのような毎日も少しずつ違いがある。いつものように女の子に気を取られていたら車に轢かれるようなことだってある。なんか癖になって2回続けて見ちゃった。