Inagaquilala

ファナティック ハリウッドの狂愛者のInagaquilalaのレビュー・感想・評価

3.3
「サタデー・ナイト・フィーバー」 (1977年)で一世を風靡したジョン・トラボルタが、やや肥満気味の映画オタクのストーカーを怪演するサスペンス・スリラー作品。熱狂的なスター俳優への思い入れが、彼からの冷たいあしらいで、執拗にストーカーすることになり、思わぬ悲劇へと発展していく。そこには颯爽とステップを踏んでディスコでフィーバーしていたかつてのトラボルタはなく、野暮ったい服装でリュックを背負ったいかにもオタク然とした主人公がいる。この作品で、トラボルタはゴールデンラズベリー賞で最低主演男優賞を受賞している。作品も全編B級感が漂っており、それはそれで楽しめるが、敢えて人に勧めるかと言えば、それには一瞬戸惑ってしまう。つまりそんな作品だ。でも、この作品のジョン・トラボルタには、自分としては密かに拍手を送りたい。
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