正直あまり好きではない役者さんで、いまいち盛り上がらない内容だった。
亡くなっている方の事なので否定的な意見は気が引けるのだが、まぁこれも有名税だと思って許してもらおう。
まず作品に恵まれなかったというか、私の好みに合う作品に出ていないというか、ツッコミを入れたくなるような作品に多く出ているというか・・・
それとどうしてもあの「アウトサイダー」で共演したあの方「ト〇・ク〇ーズ」と同じ匂いがしてしまう。
何をやっても「俺っていい男だろ」光線を全方向に出している。
今作を見てなるほどと合点がいったのだが、かなりのナルシストだったようだ。
一番有名な「ゴースト」が個人的に全くダメだったので、なおさらパトリックの印象が悪いのかもしれない。
この「I AM ～」シリーズは元はアメリカのＴＶドキュメンタリー番組で他にも幾作かＤＶＤ化されている。全作に言えることはあまり深く掘り下げずに、インタビューを中心に生涯をサラッと流す作風。見やすいし、その人の事を詳しく知らない場合は知識として吸収しやすいダイジェストとして有効だが、心には残らない作品と言えるだろう。
見所、笑い所は２０１５年ごろはボトックスの副作用でボコボコだった顔が修繕されたデミ・ムーアの整形顔と、「倉木麻衣のデビューアルバムか？」ってぐらい窓からの強い光で白を飛ばし、しわを誤魔化しているジェニファー・グレイの虚しい努力だろう。
