ごまかしオジサン

劇場版 SHIROBAKOのごまかしオジサンのレビュー・感想・評価

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)
4.6
『やりたいことがあるなら何かじたばたしないとな。そうしないと何も始まらない。』

個人的に心に刺さる名言が多い映画でした。
アニメ版もリアルタイムで見ていたので、より感動しました。

ストーリーは、主人公たちが勤める「武蔵野アニメーション」の4年後を描いたもの。
元請けアニメ制作会社から下請け会社へと陥落し、社員も散り散りになったところから始まる。

夢を追いかけようにも現実を突きつけられ、思ったようにいかないなか、元社長がかけた言葉が胸に響きました。

『好きだから、で作るのは尊いこと。だけどそれだけではダメだ。何をしたいのか。それがないと遅かれ早かれ挫折する。
宮森さんたちには熱意と愛情と野心に満ちた、自分を成長させ、見るものを楽しませる。若い人たちの道標になるような。そんな作品を期待している』

ひとつの作品を作り上げる中で大切にすべきことが詰まったような映画だったと思います。