マトリックス レザレクションズのかめたわしのネタバレレビュー・内容・結末

現実には難しいような事ではなくて受け入れる勇気や身近なことから世界を変えるようなすごく爽やかな映画でした。

人によっては間違った「熱狂」を受け取ってしまったかもしれない前作までをメタ的に捉えて、監督のメッセージを明快にリブートさせた、すごく意義のある大切な作品だと思います。

「理想に向かって歩み始めた世界」のアイオ、一方「理想に向かうことを考えられない」人たちの世界がマトリックス=私たちの暮らしている世界であることが強いメッセージになってる気がします。

そして本当に希望を貰えるのは、マトリックスに生きる人たち=私たちでも「変わっていける」ことを結論に描いてくれたこと。
それは差別を含む固執した思想が大手を振ってまかり通る今こそ(エージェント・スミスさんの俳優が続投できなかったり、映像やアクションの後退はあるにしても)公開する必要があったのだと思います。

私の国でも大いに受けとるべきメッセージであると共に、希望のもてる側面として興行的に日本でヒットしてくれているのが嬉しいです。