このレビューはネタバレを含みます
遂に18年ぶりの新作!!
という事で、トリロジー3作品をがっつり復習し、期待に胸を膨らませ、足取り軽く、ソロで劇場へ。
【総評】
結論から言うと、4作品目として捉えなければ良い作品だったと思う。
あくまで所感なのだが、シリーズ続編!というよりかは、当時のメンバーを集めて後日譚を創作したって感じ。
そう感じた理由としては、これまでのトリロジーでは3作品を通して、「救世主、荒廃したリアルワールドを救う」という大きなテーマがあり、どの作品のどの場面を観てもテーマがビシビシ刺さってくる感じがあった。
しかし、今回の作品では、そのテーマ感が薄れてあまり伝わってこなかった。和平協定後も電力不足が原因で戦争が起こってるという説明もされていたが、バックグランドの設定があまり刺さってこなかったし、結局なんで電力不足で戦争してんだっけ?救世主探し出す&呼び起こす必要あるんだっけ?ってなった。
【良かった点】
・マトリックストリロジーがゲームだった世界、というのは、純粋に面白い発想だなと思った。すんなり入ってくるんだけど、今回のマトリックス世界での「マトリックス」の扱いや、ネオが開発してた「マトリックス」のモーダルなどの事も考えると、初期「マトリックス」のような複雑味があって面白い。
最初期の「マトリックス」があんなに面白かったのって、マトリックス世界という概念そのものがマインドファックだったからじゃないかな。
という意味では、4作目になった今回、多くの視聴者はみんなマトリックスとは何かを知ってるんだし、同じ衝撃を生み出すのは難しい。
だけど、こういうところで楽しませてくれるのは良い。
【微妙だった点】
・モーフィアスが軽い。スミスと融合したとはいえ、大物感が薄れてるw
そしてカラフルになってる。。。そこは当時と同じ黒で統一しても良かったのではw
・スミスのネオに対する呼び名が変わってるのは、マジでどうかなと思った。なんでTomになってるのか。。。そこはMr.Andersonでしょ。。。
そこは結構残念だった。