普通におもしろかった。怖いは怖い。ただ、今どきというか、むごい死の瞬間は一瞬だけ映して、すぐに別のシーンに切り替わるという配慮がされている。血やグロいのが苦手という人にも僅かながら楽しめる可能性はあるのでは。
割とリアルな進行で、よく分からん加減も雑さも、逆にアメリカの狂人ならあり得そうとよく捉えることができた。
実際、あの場にいたら気が狂うだろう。前に進むことすらできず、ただスイッチを切るように苦しまず一瞬で死ねるなら、それを選ぶ人が大多数な気もする。
アメリカというのが妙に現実味がある。変な嗜好の人は必ずどこにもいるし、こうした気持ち悪いホラーをわざわざ好き好んで見る人もいる。その差は紙一重な、ほぼ同じ存在なんだろうな。