“けっこう”好きでした。
『愛がなんだ』が誰にも共感できなくて
ダメだったのですが、
こちらの方が好きという方が多くて、
そんな皆さまに後押しされて。
実は、途中まではこちらも全くダメでした…
関西人なので、
下北沢にも行った事ないし、
若者文化にも…全くついていけない…
やっぱり私はこれを観るには歳を取り過ぎているのかな?
不毛な恋愛模様のアレコレ…つまらない…
最初そう思ってしまったので、
それが“けっこう”が付いてる理由。
実際最初の方で寝落ちして、
またやり直し笑
それなのに、
謎の関西弁の女の子が出てきたくらいから
私にとっては
とってもおもしろく思えてきて。
私も大勢の飲み会やパーティーが
大の苦手で、
あのアウェイ感が耐えられない種類の人間なので、
深夜の恋バナのシーンがよかった。
4人以上で話すのは苦手だけど、
一対一なら初対面の人とでも話せる…
コレって内向的な人の特徴なんだそうです。
話がそれました💦
それにしても、
初対面の男女が、一晩中恋バナしてるって…
この子絶対なんか企んでるな…って
思ったら…やっぱり!
実はこの子もかなり…
『愛がなんだ』で唯一好きだった仲原君。
その役を演じてた若葉竜也君が、
今作では主演てことで、
断然彼に注目して観ました。
やっぱり若葉君ていい俳優さん✨
“演技が下手な演技”が、すごく上手かった笑
今作では成田凌は脇役。
ここでもダメじゃないふうを装って、
やっぱりちょっとダメ男な演技が上手い。
ヒゲも似合うしカッコいい😍
今作もダメな人たちしか出てこない笑
特に恋愛に関してダメな人ばかり。
でも『愛がなんだ』のテルちゃんみたいな
ホラーな人はいなくて、
みんなダメだけど控えめに生きてる感じが
私は好きでした。
なんか、優しい感じで。
わかってるんです、みんな。
ここに出てきたダメな人たちは、
自分がダメだと受け入れていて、
だからちょっとずつ、なんとなく、
幸せを見つけていくけど、
自分がダメだとわかっていない人は、
ずっとそのままで
変わろうとはしないんだろうな…
ここでまた、誰も聞きたいと思っていない
自分語りを…
今まで付き合ってきた人は
束縛する人ばかりだったこと…
本当に好きだったのはそんな人たちじゃなくて、
心も身体も結ばれることがなかった人
だったこと…
そんな、上手くいかない人生模様と、
恋愛に対するマイナスのイメージが作られた
“原因”に
今ごろ気付かされた映画。