ハイボール

映画は映画だのハイボールのレビュー・感想・評価

映画は映画だ(2008年製作の映画)
3.3
スキャンダルを起こした俳優とヤクザがある理由から映画で共演することになることから始まる。
「つかの間でもいい、違う人生を生きてみたい」
観終わるとこのキャッチコピーがズシンとくる。
ソ・ジソブが演じるヤクザがずっと光のない目をしているのが本当に印象的で、彼の「お前といると別人になれる」という旨の台詞には今までの生き方について様々な思いがあることを滲ませる。
俳優とヤクザ、別の世界に身を置く彼らだが、生き方にどこか共通している部分がある。しかし決してそちら側へはいけない。
だからこそ、泥まみれシーンの凄まじさとラストのお互いの表情が忘れられないのかもしれない。
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