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グリーン・ナイトのmikeのネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『A GHOST STORY』ですっかりファンになってしまったデヴィッド・ロウリー監督がA24と再タッグ!

原典のあらすじだけ頭に入れて鑑賞したのだけれど、へんな映画だなぁーーーと笑ってしまった。まずとにかく美徳ミッション全然クリアしない。なのにじっくり尺取るし、撮影や音楽は文句なしに幻想的で荘厳でうつくしい。バリー・コーガンはムダにいきいきしてるし。

結局冒頭にエセルが言う「善良なだけで十分」に回帰するのと、どんなにもがいても人間がたどり着けるのはそこくらいなのかも…と思わせるような描写が、監督の妙な達観とあたたかみを感じて、やっぱりこの監督好きだなぁと思いました。

正直メタファーを理解しきれたとは思えないし、原典自体に様々な解釈があるものなので、原典にくわしいほど解像度が上がって楽しい作品だろうなとは思う。
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