グリーン・ナイトの松田のレビュー・感想・評価

なんだか刺さったなぁ…

ガウェインが覚悟を決め、成長を遂げるまでの壮大で奇妙な旅路。
全ては彼を試す試練なのか、美しくて妖しくて厳しい苦難が待ち受ける。
雰囲気やストーリー、幻想的な映像と過ぎていく時間も全て間違いなくダークファンタジーなのだが…
観ている時はこの作品は己の弱さを映す鏡のようなものにも思えていて、最後にそれは確信に変わった。
立場は全く違うけど、どこか境遇や状況が似ている気がして考えさせられた。
ファンタジーを通して精神と向き合わされたとても不思議な作品だった。