喵來

グリーン・ナイトの喵來のネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後の騎士が見せたもの、結局それに影響された「勇気」じゃんと思ったけどそれも含めて「遊び」なんだ。アーサー王はそれを知っていたんだ。

原作の城主が黒幕って方が人間味あって好きだけど、こっちの方がよりファンタジー感が出るし、代々国王連綿と続く様で良き

映画館で見ればよかったな最後15分たのしかったろうな

何を押してもウィニフレッドの狐が可愛い

14世紀あたりの原作だからしょうがないけど、アーサー王にしてはあまりに中世後期な雰囲気のある
ガウェイン卿と緑の騎士、マクベス王と同じ雰囲気を感じる。でも王冠とか装飾のシンプルさ荒削りな感じは良き
劇伴のメロディがあまりに現代的で面白い。修正というよりは破壊?そもそも撮り方はが完全脳内ファンタジーなのでなにも言えない

英雄でなくてもヘタレが主人公になれるの時代だなぁ
でもヘタレ男でも、傲慢は傲慢、やり手はやり手。それが時代に作られた男ちゅう生き物
自分のすべての欲望がふんだんにかかった緑の腰紐、たまんねえて

主人公ちゃん、個人的にはもっと生意気そうな奴がやってくれてもよかったな。それこそバリーコーガンとかトニーレヴォロリとかアレックスウルフとか。。

しかしブリトン人、こんなにもキリスト教なんだ?中世的騎士道の理念とキリスト教的理想を押し付けようとした後世の創作でしかないからな
やはりローマの支配はそこまで影響したのか
逆にアングロサクソンがあまりキリスト的じゃなかったのか
城壁内の栄え方がゲルマン流入後の匂いがする

だからこそちょっと眠れる森の美女が見えた
マレフィセント登場シーン。

民衆による王の暗殺という概念がないのが中世らしくて良き
ケルトだから超自然も自然として受け入れるという

アーサー王、ソロモンレーンで、可愛い顔して攻めてくる仕方がうまかった。くたびれたアーサー王ってリア王と同じ匂いがする。しかし撫でられて頭を傾ける様が可愛すぎた。
バリーこーガンは出てきた途端不穏。悪い奴じゃないけど、気違いで1番関わりたくない。神の贈り物として常にコミュニティに存在はしてるが

レディギネヴィアの悟り切った表情もたまんね
泉の聖女ウィにフレッドはカーリモウゲンソウなので、無体な若者に見えてしまって。生き返って修道女になるって特異がこのあと待ってんのたまんねえ
アリシアヴィキャンデルはいつもの無駄にお人形さんみたいな格好が似合うけど、この服たちはあまり似合ってなかった🤔不思議ちゃんはあまり似合わんのかな
色情狂の田舎領主もたまらんのさ



ええとアーサー王はケルト系ブリテン人
ゲルマン系サクソン人の侵攻に押されたり妨げたり。ローマの直後にサクソン人て気の毒な。。

四辻の晒し者死体が、1番好きなシーン
ウィッチャーだったかホビットだったか、通りすがりの敵に助けてもらってみたいなシーンがあった映画ってなんだっけ

しっかし赤でも青でもなく緑が魔法の色ってどういう経緯なんだろ昔から
喵來

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