のんchan

オン・ザ・ロックののんchanのレビュー・感想・評価

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)
3.8
秋っぽい🍁🍂色合いのジャケに惹かれ、ソフィア・コッポラ監督が再びビル・マーレイと組んでの作品はどうだろ🤔と興味があり、今春に不適切行為を摘発されたビル・マーレイ(女性に10万ドル以上支払って和解)だけど...
そこは少し気になりながら観たけど...普通に楽しめました✨👌


『ロスト・イン・トランスレーション』の時はアラフィフの渋オジが若い人妻と東京で過ごすお話だったけど、こちらの舞台はニューヨーク。

ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は作家で幸せな結婚をしているが、今は子育てに忙しく筆も進まない。映画事業を始めて出張の多い多忙な夫の浮気を心配し始め、つい父親フェリックス(ビル・マーレイ)に相談しことから、プレイボーイで妻に愛想を尽かされ離婚した父親だが、男女問題に精通しているフェリックスが、娘を心配して一緒に真実を突き止めるって話。


男性優位な映画界で父親を見ながら成長し、女性監督としてジェンダーの壁を崩していく先頭に立ってきたソフィア・コッポラ。
今回は肩の力を抜いたような自然でいてテンポは良く、男女の感覚の違いなども上手く表れていて面白く観れました😄

音楽家クインシー・ジョーンズの娘という肩書きは不要のラシダ・ジョーンズは、教養のある賢い女性を、派手にせず地味で共感出来る衣装で品良く演じていました✨

公私共に女好き?が高じたビル・マーレイの得意とする役所が合っていたと言えますね。

軽妙な掛け合いが楽しめる大人のドラマでした⭐️
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