公開初日に観にいったのに、良すぎて感想を放棄してしまっていた…。
一緒に観た友達とラーメン食べながら感じたことめちゃくちゃ聞いてもらったのに何を感じたか忘れてしまった。
思い通りに記憶できない人間と、思い通りに数秒間記憶を記録できるAI、その善し悪しってはかれないなぁ。
ほんまにずっとグッときてしまっていたことは鮮明に覚えている…。
ヤンが兄として妹のミカに自分が持てる全てを捧げよう・教えようとすることは、たとえそういう風にプログラムされているのだとしても、それって間違いなく愛だと思うし、でもそれを愛とするのは私のエゴなのか?と少し不安にもなるけれど…。
何世代も前に出会った人の子孫と巡り巡って出会うのがすげえと驚いたけど、ヤンが探し求めたとしても偶然だとしても、人間の縁もこういうものかもしれないなと思うなどした。人の縁も偶然の奇跡で詰まってる。
もし私がAIだとしても、人間になりたいとは思わない。というのは、こうして生きてこの映画に感動したり日々感じていることって、別に人間でないと必ず得られないというわけではないと思うから。
コゴナダ監督の哲学をまだ全然汲み取れてないと思うんだけど、人生通して大事にしながら考え抜きたい作品。