未来の科学が発展したら起こるかもしれない世界で…家族ってなんなんだろう?という問いかけをした映画。
家族という形が曖昧になっていく中で考えさせられるテーマだと思った。
物語の主人公も、白人の夫、黒人の妻、アジア人の妹、ロボットの兄。
これでもかと言わんばかりの多様な家族構成なのが多分物語の構成上大事なんだと思う。
ロボットが突然故障したことで、これまで家族として接してきたロボットのヤンの足跡を辿ることになり、彼の過去も知ることになる。
そして彼がこれまで接してきた人たちにも触れるという話。
カメラワークも常に定点での固定した位置で静かに進むので、ドキュメンタリー観てるみたいな感じになる。完全なフィクションなのに、こういう家族本当にいたんじゃないかと思わせられるような…
彼のこれまでの足跡は、終盤なかなか衝撃。
ラストも気持ちいい終わり方ではなかったけれど、ドキュメンタリー風としてはいい最後だったと思う。
ただテーマは別に複雑ではないと思うし、考えるよりも映像を楽しむ作品だと思う。
最初のダンスバトル謎すぎておもろい。