いいなぁこの作品、ホッとします。
陶器、やはり人の手で時間をかけて創られるものは既製品にはない魅力があります。同じ窯で焼いても完成する陶たちの表情は様々、展示会で陶そのものが異彩を放つこともあれば、料理の引き立て役で主張しない器もある。
器の前で想像してみる、どんな人が作ったのか、その手はしなやかなのかゴツゴツしているのか、土はどこから来たのか…ぞくぞくしてきます。
そして備前焼に興味をもち職人に弟子入りする主人公を演じる奈緒さん、ぞくぞくワクワクを止められない表情がとても爽やかで良かったです。ぶっきらぼうな平山さんも温かみある笹野さんも。
絶え間ない修行と努力で生まれるものに懐かしさを憶える、そう感じさせてくれる作品でした。
(メモ)
奈緒、みをつくし料理帖の野江
岡山県備前