Filmarksで1人目のレビュワーになるのは本作が初めてかも。
フランスのエレクトロ・ユニット、Justice(ジャスティス)による2017年のパフォーマンスを基に60分の映像作品としてまとめた動画がYouTubeで公開された。2017年と言えば、ちょうど彼らのライヴをサマーソニックで体験した年ではないか! この動画の演奏も、映像も、ほぼあの時と同じ構成になっている。
ライヴを見た直後の感想は「ジャスティスは最も映画に近い音楽を鳴らしている」という事だった。ミニマルなシークエンスからドラマティックに展開する曲調。それに呼応する照明は、スタンリー・キューブリックの作風に通じる。ライヴを体験している時の感覚は、スタンディングと大音量の環境で映画を観ているようであった。
この動画では、鏡や水面、天井からのアングルなど、ライヴでは味わえない感覚もプラスされており、ライヴとはひと味違う美しさを醸し出す。
彼等のライヴならではの、お客さんの激しいリアクションが無い、(エレクトロ/テクノ系の常ではあるが)メンバーの姿が殆ど映らない等、ダンスミュージックに馴染みの無い人には向かない側面もあるが、大画面と大音量を導入できる環境がある方は、是非挑戦してみて欲しい。
■IRIS: A Space Opera by Justice (Official Video)
↓無料で視聴可能です。
https://youtu.be/OC5mO8I_Cd4?si=LG5idIqVIQ6N8FDd