もげら

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のもげらのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

子供の自由な発想で描いた絵から生まれるラクガキパワーが、空にある国・ラクガキングダムのエネルギーの源となっている。
大人たちを拘束し、カスカベの子供たちにラクガキを描かせることでラクガキングダムは存亡の危機を乗り越えようとする。
しんのすけはその自由な発想でミラクルクレヨンという伝説のアイテムを使って絵を描くことができる勇者に選ばれる。
しんのすけは自ら描いて生み出したナナコ、ブリーフ、ぶりぶりざえもんと一緒にカスカベをお助けするために奮闘する。

ストーリーはわかりやすく、しんのすけとラクガキたちの冒険の中で紡がれた友情が描かれる。水に濡れると消えてしまうラクガキたちだが、ナナコはしんのすけを助けるために雨の中に身を挺して消えていく。
ぶりぶりざえもんは、ラクガキングダムの追手に捕まり、消えてしまう。ブリーフは、最後にカスカベのみんなで描いた大きなラクガキの一部となるために消えてしまう。

一言で見どころを表すなら、しんのすけが出会ったお友達とのお別れが切ない映画だ。

最後には、巨大なぶりぶりざえもんがラクガキングダムを持ち上げてカスカベは救われる。アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんが登場する映画は少年心に熱いものがあると思うのは私だけだろうか?

自分が描いた絵が動き出すことを想像したことがある人は多いと思うが、絵を描くのが好きな人なら楽しんで観れるのではないか。

あとはポスターというかコンセプトアートというのか、久野遥子さんの絵が信じられないくらいに素晴らしい。まさにラクガキをテーマにした映画に相応しい一枚だと思う。この絵が見れただけでも価値がある、そのくらい楽しく切ない。
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