このレビューはネタバレを含みます
クレヨンしんちゃん映画の2作目。
まだクレしん映画の王道パターンが決まっていない頃といえばいいのか、インディジョーンズ的な冒険譚となっている。
原作的な親父ギャグの世界観。
ぶりぶりざえもん風の魔人が登場するが、ちゃんとファンタジー世界らしい振る舞いをするので、一本のファンタジー冒険小説を読んだような感覚にも近いような。
実は劇場版シリーズの中で、ラスボスが最も強い作品なのではないだろうか。魔人の力によって悪しき力を身につけてしまった悪党の親玉には、正直ちょっと勝ち目が見えなかった。
物語として収まりがよいのだけど、一方でそんなに何か印象に残ったかというと、うーんどうだろう。