これまた随分と作家性の強い作品。
時も場所も伏せ全て謎のまま、世界のどこかの山岳地帯を舞台に物語が進行していく。
ゲリラ組織の兵士として徹底的に育て上げられる少年少女たち8名。
彼らの一番の任務は拉致したアメリカ人女性博士を監視することだ…
想像力をかきたてられて面白かったな。
低予算なのに映像の迫力と画面の緊張感が素晴らしい。
戦闘シーンも見せ方が上手で不思議と低予算を感じにくい作りだ。
こんな子供たちの集団にも"組織"が凝縮されているのを強く感じた。
不祥事を隠蔽したり争ったり。
やっぱジャングルの風景ってこの手の狂気と相性抜群だね。
地獄の黙示録の終盤もそうだったけど。
この映画の結論。博士が凄い。
やっぱ博士になるだけのことはあるわ。