uniの試写会にて。
本当にタイトルまんまに友達の話。がんという使い古された主題を「友達」という視点から描く新鮮さがある。時系列をごちゃ混ぜにしていることでずーっと我々観客はがんに付き合わされることになり、結構しんどい。
花束みたいな恋をした、のように、あまり特別なことが起こらないのが本作の良いポイント。みんながいろんなことを思い出すんじゃないかな。
私は祖母を小学生で、祖父を2年前に、癌で亡くした時のことや、親友、家族、存命の祖母と祖父にもこのコロナ禍で会うことを控えている(特に祖父母には年齢を考えると会っておきたいのだが)こと、友達そもそも少ないことを思い出した。
色々考えたなー。
勿体無いのは、もっと友達の目線に特化すれば、独特な映画になっていたのではないかということ。癌に苦しむ女性とそれを支える夫、彼氏という構図は今までも散々見てきたが、単純に友達がさらに助けるという話はあまりないのだから、もっとそこだけに絞ればもっと面白かったはず。特にラストはよくある御涙頂戴展開だったのでもったいない。せっかくの友達が脇に追いやられていた。
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