2時間半越えの映画を楽しく観る体力が満ちるのを待って映画館へ。カーチェイスなり高所危険シーンなりをこっちが飽きるぎりぎりまで見せてくれる、サービス精神に満ちた映画だった。もっと短くもできるんだろうけど、映画館で楽しく過ごしてほしい気持ちに溢れている。忙しくてピリピリしているときだったら冗長と感じたかもしれない。
そして味方も敵方も魅力的だった。第2部で、悪の張本人以外は死なずに済ませてほしい。パリスが野生の生き物みたいですごくよかった。
(いまさらながら)ミッション・インポッシブルのシリーズを通して、イーサン・ハントが女に「絶対にお前を守る」的なことを言いがちなのはあんまり好きではない。イーサン・ハントの人物造形として「女に弱い」があるのはもう変えられないとして、何て言うなら納得感があるかなあと考えたのだが、「絶対にお前を見捨てない」ならいいかなと思う。結果としてとる行動は一緒だし。