ちろる

ランチメイト症候群のちろるのレビュー・感想・評価

ランチメイト症候群(2018年製作の映画)
3.6
ランチを誰と食べるか?
学校生活においてこれほど重要なことはない。

訳あって祖母としばらく暮らすことになった真由美。
大好きなおばあちゃんの茶色いおかずたちだけど、ひとたび高校のランチとなるとその茶色いお弁当は周りに笑われてしまう。

恥ずかしいという思いから真由美は教室で食べられなくなってしまったが、どこかで大好きなおばあちゃんの料理を否定された気持ちにも成ったんだろうな。

トイレ弁、客観的に言えば絶対にしたくないって眉しかめちゃうけど、
彼女たちだってほんとはそうだろう。
やでもそうせざる得ない繊細な少女たちの状況がだんだんと分かってくる。

ヒロイン真由美を演じたのは小川紗良さんの映画で圧倒的な存在感を誇っていた渡辺優奈さん。
うーんかわいい。

おばあちゃんとの穏やかでちょっとクスッとするようなやりとりも良いエッセンス。

これから始まる新たな友情がキラキラ光って見えたけど、いつかクラスメイトの女の子たちとも上手くコミュニケーション取れるようになればいいね。
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