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花と雨のnanaのレビュー・感想・評価

花と雨(2019年製作の映画)
4.0

公開を心待ちにしていた「花と雨」

主演俳優の演技、カメラワークと演出が良かった。
色彩が美しい。

映像の世界観がとても素敵。
見慣れた都心の風景がドラマティックに見える。

実在するヒップホップアーティストの自伝的エピソードを交え、音楽と共に成長する帰国子女の青年を描いている。

ロンドンで人種差別に遭い、閉塞的な村社会の日本に馴染めず音楽を拠り所にする吉田。
日本と中国のハーフ。

不器用で実直な吉田は押し出されるように高校から距離を置き、出会ったヒップホップに傾倒していくが…。

出会った大人が悪すぎる。
ドラッグディーラーになって行く所など、この環境ならありそうな話で切なくなる。

大好きなお姉さんに起きた辛すぎる事。
ああ😓😓


前半の笠松将は合わないカツラを被ったような(ズラは被っていないです💦)魅力を出し切っていない雰囲気〜後半は物凄くカッコいい。

この過程が主人公の成長を上手く表現していると思った。
見えないカツラがバチッ!と合ったような(被ってないけど)「脱皮したよ」というのがよくわかる気持良さ。
見惚れてしまう。

この人のスタジオでのシーンは圧巻。
なんにも解らずこのシーンだけを観ても、この表情で泣きそう。

ラストはあえて答えを出さず、観る側の解釈に委ねた作品。



笠松将。
やっぱり素敵。



舞台挨拶での対応はいつもながら流石のみょん(笠松さん)。
常連さんにしっかりと顔を見てニッコリ。
目を合わせてペコン、と挨拶してもらうといつもの幸福感💖
ファンを大切にする温かい人。

いつもは主演や先輩に気を使って控えめなみょんが、今日は“みんなを引っ張っていく”という感じの舞台挨拶。

現在、同時上映作品4本のみょん。
テロップで名前を見るだけでうれしい。
今回は主演✨
最高に楽しみだった日😀


最近、男性のファンの方も増えて帰りのエレベーターで「かっけぇ~!」
うれしい😃💕
nana

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