まろやかな関係
「告白した順番の先輩」は一番かわいいワードだった。
性別による偏見が強い職業を使いながらも、ずっと同じ輪の中をゆったり回っているような展開。
進展もせず、後退もしない。何より片思いばかりなのに悲しくない。
時折触れるセリフにハッとさせられるのは今泉監督節なんだろうか。
丁寧すぎるほどなんでも口にする、日常というよりファンタジー感の強い100分。感情よりも人を見る時間だった。
いやしかし、ともさかりえは奇行が似合う。
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花が好きな独身男店主と、父親の代わりにラーメン屋を営む女店主・木帆。二人を軸に、色々な恋愛模様を紡ぐ。
