近頃話題のメタバースについての記事読んだ後にたまたまこれ観ちゃったもんで、伝統芸能どころか人間の暮らしの今までの体系自体が滅び去っていきそうなことを痛感させられた。この布袋戯というかわいらしい人形劇、そういえば侯孝賢映画のどれかで目にしてチャカチャカした動きがなんかバカボンぽいなぁとか思ったもんだけど、人間国宝ものだったのねごめんなさい。けど当人は「昔はただ生活の延長のようなものだった」と言ってたのが印象的。どう考えても滅び去る体系側に属し、それを愛でてきた滅び去る俺としては愛惜という言葉が浮かぶばかりだけど、まあ100年後くらいにはメタバースも滅び去る体系なんだろうし、その次にはこんな素朴な人形劇がまた復活なんてこともあるかも。
