監督は侯孝賢ではないけれども侯孝賢自身も当然軽く出てくる。
せっかくサマーウォーズのお婆ちゃんみたいに集めた亡き父の楽隊の音楽を聞かせずに、感傷的な音楽つけて舞台を見せないのは正気じゃないと思ったけ…
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに素晴らしいドキュメンタリーを観た。
既に無くなりつつある台湾伝統の人形劇
(布袋戯)の大家とその継承者たちの物語。
布袋戯の大家、陳錫鍠は撮影時に既に80歳を超えた老齢。
アップで映さ…
(別媒体から感想を転記)
2024/02/08
台湾の伝統的な人形劇「布袋戯」の人形遣い陳錫煌を追ったドキュメンタリー。彼の父は候孝賢の『戯夢人生』で描かれた李天禄。人形に息吹を吹き込む卓越した技…
テーマから少し逸れるかもしれないけど、陳さんが「いい人生だ」と思えているといいな…と思ってしまった。
布袋戯、作中はほとんど断片的にしか見れないけど、最後の最後に通しで見させてもらえて良かった。
…
台湾伝統布袋戯の人間国宝の李天禄の長男陳錫煌は母親の姓を継いで
父親と苗字が違う。次男李傳燦が父親の劇団の跡を継ぐ。
伝統の継承がいかに困難か描きつつ、師弟関係だったお父さんに愛されていなかったト…
陳錫煌の布袋劇への無償の愛と父親への葛藤がよく描かれていて面白かった。
自身のドキュメンタリー映画紹介でも偉大な父、李天祿の息子として紹介されてしまう父親との関係と葛藤がなんともいえなかった。むかし…
めちゃくちゃ面白かった。
台湾の布袋戯という伝統芸能の人形劇師。80才を過ぎた人間国宝のドキュメンタリー。伝統芸能といいながらも観る人は少なく、海外遠征でどうにか人を取り、それでもなお技を残そうとす…
芸能は人の中に宿り、伝承がなければ消えていく。時代や権力に利用・翻弄されながら、いつの間にか街角の大衆から離れて、外国を回ったり、観る人も減って文化財扱いだったり。布袋劇だけでは生活出来ないし、保護…
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