【総評】
2005年に話題になった「奈良騒音傷害事件」をベースにした映画。
「引っ越～し、引っ越～し、さっさと引っ越～し、シバくぞ!」のインパクトは今でも強烈に残っている。
まるでマスコミ用にデフォルメされたかのような演出だなーと当時の中学生にしては斜め上からの目線でニュースを眺めていたものの、事件のバックグラウンドや加害者側の家族構成などに関しては、もし当時報道されていたとしても、正直記憶に残っていなかった。
Netflixで初めてジャケを見た時、当時の事件を題材にしたコメディかな、くらいに考えていた。ここまで考えさせられる作品だったとは。
両サイドからの視点をあえて第3者的に描かず、実際にどういう風に聞こえていたか、視えていたかを反映しており、より当事者2人の物語に引き込まれていった。
