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悪なき殺人のryodanのレビュー・感想・評価

悪なき殺人(2019年製作の映画)
3.8
因果応報×黒魔術。実際に人間の行動がこういう法則で動いていたとしたら、まぁまぁ怖いわね。俯瞰すると見えてくる世界。でも知りたくない。見る世界が狭いほど生きている実感がする。遠ざかるほど果てしなくなる。ただ狭いほど苦しいし、自分の気持ちが最優先される。遠ざかるほど他人の気持ちが分かる視点には立てる。その遠近感をどこに設定しますか?って事なのかな。あまり遠ざかるのも良くない。今作は結局一番最大の距離まで遠ざかってしまった。伏線回収よろしく因果応報が見て取れて感情移入しないような作りになって滑稽にすら思えてくる。でも人間愛と感じるには程遠いものしか映し出していない。
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