Inagaquilala

タイトル、拒絶のInagaquilalaのレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
3.7
「全裸監督」(2019年)の脚本などにも参加している、劇団「□字ック」を主宰する山田佳奈の監督作品。2013年に初演された同名舞台を、自らのメガホンで映像化した。描かれるのは、都会に生きるデリヘル嬢たちの日々。セックスを生業とする彼女たちの群像劇が描かれている。女性監督の作品だけに、彼女たちの内面に深く切り込んだ作品となっているが、やはり群像劇としての脆弱さも露呈しており、舞台は舞台、映画は映画として、誰か1人、物語の話者を設定したほうがよかったようにも思った。たぶん、いちおうの主人公が演じるが伊藤沙莉が、それに当たるのかもしれないが、作品としてはそうは感じられず、フォーカスをどこに絞ったらよいのか、やや戸惑ってしまった。
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