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ラ・ジュテのgisujunのレビュー・感想・評価

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
3.0
全編停止画で構成されるこの作品ですが、停止画だし眠くなるかな。と思ったのですが展開がとても早く上映時間28分なのであっという間でした。
未来を託された男性が美しい女性と深入りしてしまうのですが、途中女性が瞬きするシーンがあまりに美しく、肖像画のエスキースが動いたんじゃないかと思いました。
未来より一人の女性に傾いてしまうあたりに、愛は不条理だなと思いました(何いってんだ)。後半、未来人がやってくるのですが「ウィズ・ザ・ビートルズ」のジャケットそっくりで、ああ、1960年代のビートルズは未来人なのかもしれないなと思いました。映画の内容はとても詩的で美しくも悲しいSF映画でした。
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