このレビューはネタバレを含みます
12モンキーズの元ネタらしい。
話覚えてないけどこんな話だったような……?
ほぼ99%、静止画で紡がれる観たことのない映画体験。
尺が短いこともあり、テンポが良く、ストーリーもなんだか不穏で、グイグイと作品世界に魅せられる。
静止画ありきではなく、元々は普通に映画作品(動画)として撮られ、そこからひとつひとつ抽出してできた作品らしい(Xの感想でそんなことを書いてる人がいた。真偽は不明。でも説得力がある)。
気が触れてしまったり、死人が出るほど過酷な現在と過去、未来を繋ぐ作業。
そんな中で彼にとって最も美しい光景だけは鮮明に、あるいは克明に動いて見えたのか。
サディストかと思いきや理知的だと説明される博士、女(ヒロイン)、そして男(主人公)。
短い映画なのでキャラ設定などが多く語られることはないけれど、妙に三人とも記憶に強く残る顔をしている。
昔の役者さんは、それこそ戦争経験があるからか、黙っていても雄弁に物語を語る(偏見)。
結構オチも綺麗よね。
星新一みたい。
私は見逃したのだけれど、日本語吹き替え版が少し前にYouTubeで公開されていて、ナレーションは大塚明夫だったらしい。
そっちも観たかったな。