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ウォッチメン アルティメット・カット版のdrawのレビュー・感想・評価

4.5
DCコミック同名作品をザック・スナイダー監督で映画化。
劇場公開版に未公開シーンとアニメーションパートを加えた215分の作品。

ヤバ😳激シブ❗️
ってか個人的に現在進行のDCシリーズより全然面白かったんですけど😅
いや好きと言うべきか?皆んなが楽しめる内容ではないかな。

ダークで洗練された印象の映像。
史実の中にヒーローが居る事によってアメリカがベトナム戦争に勝利してたり、それによる文明の改変があるパラレルな世界観は面白い。
ヒーロー達の考え方や苦悩が能力格差で幅があり、ラストでの選択が今まで見てきたアメコミ映画の中でも衝撃。
アクションはどちらかというと地味なので、そっちを期待すると凹む。
各シーンの音楽の使い方は上手い!








※ネタバレかも








科学技術が大幅に発展、電気自動車や飛行船が一般的な乗り物として普及している。
1971年、ベトナム戦争でアメリカ合衆国が勝利。
ウォーターゲート事件は発覚することなく、リチャード・ニクソンが1985年10月まで大統領を務める。
ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻が現実の約6年後に発生する。
物語の舞台となる1985年には、アメリカとソビエトは第三次世界大戦に向け危機的な状況にある。

ブレイク。コメディアン
ミニッツメンから活動。ニコちゃんマーク
謎の人物に殺害される。
ローリーの母と一悶着。
人の本性をコメディとして曝け出していたような人物。暴力的で欲望に素直
よく言う"ブラックジョーク"を消す事から始まる
人間の凶暴性が人類を滅ぼすと知っていたのか?

ジョン。マンハッタン
自身の実験ミスで最強の生命体へ
アメリカへの抑止力として重要な人物
ベトナム戦争にて彼を利用し勝利。
超理論的ながらも愛や美しさなどの感覚は口にする。怒りや悲しみも。
ローリーに出会い、歳をとった元妻をあっさりと捨てる。
タキオン。過去と未来が見え、自分の行動も決められたものとして生きる。
エイドリアンと協力関係だったが、未来を見る能力の妨害や、過去に関係があった人物を使い精神的な追い詰め、最終的な戦犯にするための道具として利用された。
一次火星に逃避。
論理的観念から奇跡を排除していたが、愛したローリーの存在を通じて生命の奇跡に興味を受け、冤罪を受け入れ地球を出て行く。

ロールシャッハ
シルエット心理テスト型覆面。観た人によりイメージは変わる。
子供の頃は母がいたが孤独。凶暴
若い頃の事件により犯人を殺害。悪人に対する考えは変わる。犯罪を追う事も止められない。逃れる事はできない使命感。
一番正義を発する人物。
エイドリアンにはめられ、刑務所へ。
自身の正義を圧倒的な力でねじ伏せられたような最後。自分の正義に妥協しないという信念の下、世界に事実を告げざるおえないと。そしてマンハッタンに手を下してもらう。

ダニエル。ナイトオウル
父親の莫大な財産。
数々のガジェットを持つ発明家。
ロールシャッハの唯一の友人
ヒーロー活動にアイデンティティがあるような男。スーツを脱いでからはインポだった。
フクロウ型の乗り物。この中でのローリーとの結ばれシーンは笑える。ファイヤー!
ロールシャッハに「君はイカれてる」のシーンはよかった。
初代が殺されブチギレもあり。
エイドリアンの行動は人類を腑抜けにしただけだと。

ローリー。シルク
コメディアンの娘。
マンハッタンが愛した女性。
政府からはマンハッタンのお目付役の見方。
分身セックスでブチギレ。
感情すら人ではなくなったマンハッタンに愛想尽かす。
最終的にはダニエルと一緒。
マンハッタンとの出来事により、母を許せるように。

エイドリアン。オジマンディアス
頭が良く、スピード型の能力。
唯一マスクを脱いで正体を晒したヒーロー。その名声を使いビジネス。
マンハッタンさえも利用し、自身が考える平和を貫いた人物。
巨大な会社を設立、新エネルギー開発、邪魔なヒーローを消し、ビジネスライバルを消し、マンハッタンをエネルギー開発利用し、人類の敵として利用した。
その結果アメリカはソビエト侵攻を計画していたソ連とも協力関係になり、核戦争は起こらなかった。
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