こやち

はるヲうるひとのこやちのレビュー・感想・評価

はるヲうるひと(2020年製作の映画)
3.8
佐藤二郎が主宰する劇団で上演された作品の映画化。脚本も佐藤二郎。これが佐藤二郎の世界か。

とある島の売春宿で生きる人間たちの話。元々演劇なので、売春宿という閉ざされた世界がうまくはまっている。

愛って何だ
真っ当って何だ
ははははは
笑え、声出して笑え

怖すぎる佐藤二郎、頭の悪い山田孝之、虚ろな仲里依紗。閉塞感を抱えながら、そこから出ていくこともできずに死んだように生きていく意味。ラストの海辺の風景が、それでも生きていこうと思わせる。

薬局のミャンマー人が真っ当に生きていた。幸せになって欲しい。
こやち

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