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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの商店OSHIMAのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、何よりMCUとしても矛盾が無い様にマルチバースとして全作品を繋げているだけも面白く、他の作品も見たいと思わせてくれた。

ピーターは、弱きを助ける隣人スパイダーマンとして、しかしまだ少し青い若者として作中で描かれる。敵であっても善の心を持っているだろうと信じたりする所(これは前作のミステリオの時も若干同じ)はさすがにもうすこし成長してても良かったのでは?とも思ってしまった(時系列的にはファーフロムのすぐ後?)。でも、そのしっぺ返しがまさに全ての人から忘れられるという事であるのなら、と悲しい形での納得もあった。善行に偉大なる力が伴えば、相応の責任が伴う。これは現実世界でも同じであり、ヒーローが単なる独善的な存在ではなく、ちゃんとしっぺ返しを喰らうのもMCUのいいところだと勝手に感じている。

いくつかのヒーローが地獄を乗り越えて強くなって帰ってきた様に、別の形であれ、おそらくピーターは次回さらに成長し帰ってくることだろうと思う。

あと、最後に。
当時、ストレンジがアイアンマンに宇宙を託すワンシーンと同じくらい、最後若干なみだぐみながら記憶を消す魔術をするストレンジは単なる寂しさだけでは無いだろうし、同じように託した何かがあったのだろう。
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