商店OSHIMA

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの商店OSHIMAのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

改めてこの場を借りてチャドウィック・ボーズマン、冥福をお祈りします。

上映時間が長かったけど途中一瞬もだれることがなかった。主要人物の背景を伝えるためにここまで長くなったんだと観終わってからもはっきり分かる。この映画の最初と最後にも出てきた言葉だが、この「なぜ」が本当に大事だと思う。

4Dで観たけれど、映画全体としてVFXの爽快感や納得感が半端なかった。単純に映像として観ているだけでも楽しめると思う。登場人物の感情を描く落ち着いたシーンについても、無理にせかすことなく、繊細に描けていてとても良かった。特に最後のシュリのシーンは圧巻だった。さらに、この映画には未知の世界と対峙するワクワクも沢山あった。海中の未知の強敵タロカン。謎の天才リリーウィリアム。このワクワクと感情の波のジェットコースターに乗るのがMCUの醍醐味だと、改めて思い出させてくれた作品だった。

脚本的にも、素直にストーリー追っていけば、シュリが合成ハーブを飲んだ瞬間、母や兄ティ・チャラと会うと思うかもしれない。でもそうじゃなかった。主人公が復讐心に打ち勝つのはありきたりとも言えるかもしれないが、共感できるようにあえて裏切ってきた。この辺もとても良かった。

ありがとうチャドウィック・ボーズマン!。
商店OSHIMA

商店OSHIMA